大分建設新聞

ニュース記事

ブータン国王に謁見 異業種交流、ど~や会無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年04月19日
 菱甲産業㈱(大分市)の土谷幹男社長が代表世話人を務める異業種交流会「ど~や会」は、大分大学がブータンで取り組むピロリ菌感染症関連死の撲滅プロジェクトを視察するため使節団を結成し、ブータン王国に9日から5日間にわたって訪問、交流した。
 使節団は九州旅客鉄道㈱の青柳俊彦会長を団長とし、土谷社長をはじめ、大分大学の北野正剛学長と山岡吉(=土)生副学長、九州電力㈱の橋本上副社長(使節団副団長)、福岡県の「七社会(福銀、九電、九電工など)」の役員ら15人が参加。17日、県庁で訪問についての記者会見も行った。
 ブータンは、ピロリ菌による胃がんの発生率が高い。大分大学ではブータンにて、2010年からプロジェクトに取り組んでいる。「ど~や会」では、このプロジェクトを広く知ってもらい、会としても応援していきたいと考え、使節団を結成してブータンを訪れることにした。
 現地では、プロジェクトを推進していた前首相から交代した新首相への説明、地元大学との交流などを行った。また、10日に王宮にてジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王に謁見し、事業の実績などを説明。国王からは、計画中の経済特区構想についてプレゼンテーションを受け、協力を依頼されたという。
 土谷社長は「会にはいろいろな業種がいるので、さまざまなことを支援していきたいと考えている。今回の訪問では、国王自らプレゼンテーションをしていただき、国を思う気持ちに心を打たれた。会としても協力していきたい」と話した。
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