大分建設新聞

ニュース記事

バーチャルで学ぶ 7社が現場施工管理無料

社会貢献・人材育成大分地区
2024年05月02日
 大分銀行は先に、「現場トレーナー体験会」を同銀行宗麟館で開いた。建設業7社の社員が参加して、それぞれ施工管理のノウハウをパソコン画面上のバーチャル空間で操作した。
 システムは、㈱コンピューターシステム研究所(本社・仙台、東京)が中堅ゼネコン8社と共に開発したもので、建設現場で起きるさまざまな問題をクイズ形式で回答しながら現場人材を育成できる。2023年6月、正式にリリースされた。
 体験会では、デモ機が参加企業ごとに置かれ、同研究所イノベーション事業部GT営業部の望月亮治氏が操作方法を説明した。画面上では参加者のアバターが建設現場を移動するに伴い、質問や解説が現れ、それに対する参加者の回答の是非が判定されて学べる。アドベンチャーパートやドリルパートなどのほか、新入社員向けの現場デビューのコンテンツもある。
 また、クラウド上にあり、アプリケーションをダウンロードするスマホゲームのように動かせる。高スぺックのパソコンでなくてもよいのも利点となっている。
 望月氏は「新入社員ばかりでなく、入社2、3年の人の学び直しにも役立つ」と話している。参加者からは「映像がきれい。均一な教育ができる」などの感想があった。
 参加企業は次の通り。
▽FDM㈱、㈱熊野建設、㈱末宗組、㈱佐伯建設、㈱利根建設、㈱松井組、㈱和田組。
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