大分建設新聞

特集記事

若手建築家の作品集う U-40 建築家展 in 大分市アートプラザ

2021年12月02日


 

 14組18人が出展

 40歳以下の若手建築家の作品展「U_40建築家展」(大分建設新聞社後援)が16~22日まで、大分市のアートプラザで開かれた。2010年、大分にゆかりのある若手建築家の発表の場として発足し、大分の建築文化の継承と発展を目的に開催しており、今年で12回目となった。
 
 昨年は地元大分だけでなく九州にゆかりのある建築家を対象に参加枠を広げて実施したが、今年は参加枠をさらに全国へ拡大し、建築家14組18人の作品を展示した。
 展示場の床の真ん中に直径2mの円形コンパス型地図を設置。中心点をアートプラザとして、そこから放射状に伸びた線上に作品名、設計者、会社所在地名を並べ、一目で確認できるようにした。また、放射状の線の先に向かって、コンセプト、写真パース、図面、模型の順に並んで展示されており、どこからでも自由に見学できるユニークな展示形式だった。
 作品展実行委員長の一級建築士事務所sower代表の児玉敏郁さんは「出展者は、日本全国で活動している。出展者たちの建築に対する思いと考えが伝わるとうれしい」と話した。
 会期中は、出展者が日替わりで常駐して作品の解説をし、最終日の22日にはワークショップやアートプラザのバーチャルツアーが行われた。

 

出展者
・氏名/所属 「作品タイトル」

・衞藤直子/別府おぐら 「旅館でお茶を」
・江上史恭/FUMI EGAMI ARCHITECTs 「床と大地の余地、Me-table-rism」
・児玉敏郁・末安聡子/一級建築士事務所sower 「M-house」
・山田健太朗/KENYAMADAATELIER 「積層の野性、野性の積層」
・上田満盛・大坪良樹/scoop 「Nさんの家」
・川本達也/川本達也建築設計事務所 「旭ケ丘の家」
・大田将平/ノ architects 「far≒close」
・稲月篤/稲月篤建築設計事務所 「内包、生まれる居場所」
・小松優大/小松建築設計室 「日常の、光と風と視線のしつらえ」
・梅岡恒治/梅岡設計事務所
  「1.我孫子障害福祉サービス事業所 2.里山文庫のための庭小屋と本棚」
・進藤理奈/Studio 5.99
  「1.Novice Living Quarters 2.黒松内の寺院 3.釧路の寺院」
・太田翔・武井良祐/㈱OSTR 「Re-reading、建築写真からの再読」
・鈴木将記/鈴木将記建築設計事務所・白井純平/TAG建築デザイン事務所
  「1.アラダ病院増築プロジェクト 2.アブランコ病院プロジェクト
3.ウィダ病院プロジェクト」
・澤田豊/MINDFULNESS CREATE 「Inner self」
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