大分建設新聞

インタビュー

浦上なるみさん(㈱日建コンサルタント)

建コン発表会で優秀賞

2022年09月14日
賞状を手にする浦上さん
 8月の建設コンサルタンツ協会九州支部の2022年度若手技術者交流会であった技術発表会で、㈱日建コンサルタントの浦上なるみさんが発表した「農村地域ならではの冠水要因とその対応策」が優秀賞に選ばれた。
 浦上さんは、手に職をつけたい、地元に貢献したいとの思いから、大分工業高等専門学校へ進学。そして、21年3月に専攻科を卒業して4月に㈱日建コンサルタントへ入社し、現在2年目の若手社員である。
 入社の決め手は、先生の紹介で会社見学に行った際、アットホームな雰囲気と女性社員が活躍する姿を見たから。他社を見学することなく、同社を志望して入社した。
 今は道路、河川、砂防などの設計に携わる。今回受賞したものは、県内のある農村の道路が、豪雨のたびに冠水するため、それを防ぐ改良工事の設計案件だった。同工事は現在進行しており、完成すると冠水がなくなり、農村地域の安全・安心に貢献できることになる。
 発表会は事前に案件募集があり、この冠水対応策を出したいと、同社の吉田靖社長へお願いをして応募した。そして、発表することが決まると、プレゼンの練習への協力、先輩たちからの多くのアドバイスなど、会社を挙げて応援してくれた。
 登壇者は、ほとんどが浦上さんより年上だったそうだ。「発表会、交流会では、他社の先輩技術者と話せ、とても刺激になった。また、女性の先輩たちとも交流し、自分のなりたい、また目指す姿が想像できた」と、貴重な経験をした。
 入社してから、さまざまな設計などに携わったが、まだ完成した工事はないという。「仕事の素晴らしさを、さらに実感したいので、早く完成したものを見たい」と、各工事の完成に期待を寄せている。
 今後の夢は、まず先輩たちに追いつくため、目の前の仕事にしっかり取り組み、自分ができる仕事の範囲を広げていくこと。そして、昨年取得した技術士捕の上の資格である技術士の資格取得を目指す。
 休日は、県内各地のオシャレなカフェを巡って、インスタ映えする写真を撮っている。また、調査などで歩くことも多いので、ジムで体力づくりをする。
 浦上さんが設計に携わり、現在工事中をしている案件の完成が待ち遠しい。
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