小野 克也さん(県土木建築部長)
2025年06月18日
1990年入庁、臼杵土木事務所長、港湾課長、佐伯土木事務所長、土木建築部参事監兼建設政策課長などを経て、4月から現職。
「聞いていただければいくらでも喋りますよ」と、快くインタビューに応じていただいた小野克也さん。
就任に当たっての抱負は、チームワークと現場第一主義を大事にし「今年度は、昨年策定した県長期総合計画『安心・元気・未来創造ビジョン2024』を補完する土木建築部の『おおいた土木未来(ときめき)プラン2024』を実行元年として、しっかりスタートさせる」と決意を込めた。
力を入れたい事業を聞くと、強靱な県土づくりを最初に挙げて「日田市の天ヶ瀬地区温泉街や三郎丸橋、昨年の台風10号で被災した箇所などを早期に復旧させること、さらに安岐ダムの再生事業や大分港海岸の耐震化や、かさ上げなどによる護岸整備など、豪雨や地震で頻発激甚化する自然災害対策を行いたい」と力を込めた。
二つ目は「東九州自動車道の4車線化と中九州横断道路、中津日田道路の整備を促進し、広域交通ネットワークをつくる。また、先日、臼杵港で1バースが完成し、大分港でもRORO船が接岸する大在西地区で1バースが供用開始したほか、別府港も新しい客船の大型化に伴って、国がマイナス8㍍岸壁の工事に着手できることになった。今後、分散している大阪や四国への発着場や物産を一つにしてにぎわいの場をつくるなど、九州の東の玄関口の拠点づくりを進める」と大分の未来に目を向けた。
最後に、災害対策や社会資本整備を着実に進めるためには、建設業の人材確保と持続的発展が必要だとして「担い手不足が顕著になっており、業界と一緒になって働き方改革のために何ができるのか話し合っている。その一つとして生産性の向上に向けてICTの活用を進めている」と話す。
もう一つが女性活躍推進だ。建設産業で活躍している多くの女性を紹介するなど、女性も仕事ができる産業だということを広報するとともに、仕事ができる仕組みづくりを行うことが必要だと考えている。また、将来的な技術者の発掘のために大学、高校、果ては小学生に建設産業をPRする必要があるという。「土木建築フェスタや土木の日バスツアーなどのイベント、大学、高校へ建設産業に従事する女性講師による出前講座を予定している」と気を配る。
建設業界へ向けて「地域の安全・安心や経済を足元から支える地域に、なくてはならない存在だ。昨年の台風10号などの災害では、現場にいち早く駆け付け応急処理をしていただいた。今後も業界の皆さんとしっかりスクラムを組んで社会資本整備に取り組んでいく」と語った。
プライベートでは、富士山にも登った経験を持つ登山やゴルフ、オンラインでの将棋と多趣味な別府市出身の58歳。(
就任に当たっての抱負は、チームワークと現場第一主義を大事にし「今年度は、昨年策定した県長期総合計画『安心・元気・未来創造ビジョン2024』を補完する土木建築部の『おおいた土木未来(ときめき)プラン2024』を実行元年として、しっかりスタートさせる」と決意を込めた。
力を入れたい事業を聞くと、強靱な県土づくりを最初に挙げて「日田市の天ヶ瀬地区温泉街や三郎丸橋、昨年の台風10号で被災した箇所などを早期に復旧させること、さらに安岐ダムの再生事業や大分港海岸の耐震化や、かさ上げなどによる護岸整備など、豪雨や地震で頻発激甚化する自然災害対策を行いたい」と力を込めた。
二つ目は「東九州自動車道の4車線化と中九州横断道路、中津日田道路の整備を促進し、広域交通ネットワークをつくる。また、先日、臼杵港で1バースが完成し、大分港でもRORO船が接岸する大在西地区で1バースが供用開始したほか、別府港も新しい客船の大型化に伴って、国がマイナス8㍍岸壁の工事に着手できることになった。今後、分散している大阪や四国への発着場や物産を一つにしてにぎわいの場をつくるなど、九州の東の玄関口の拠点づくりを進める」と大分の未来に目を向けた。
最後に、災害対策や社会資本整備を着実に進めるためには、建設業の人材確保と持続的発展が必要だとして「担い手不足が顕著になっており、業界と一緒になって働き方改革のために何ができるのか話し合っている。その一つとして生産性の向上に向けてICTの活用を進めている」と話す。
もう一つが女性活躍推進だ。建設産業で活躍している多くの女性を紹介するなど、女性も仕事ができる産業だということを広報するとともに、仕事ができる仕組みづくりを行うことが必要だと考えている。また、将来的な技術者の発掘のために大学、高校、果ては小学生に建設産業をPRする必要があるという。「土木建築フェスタや土木の日バスツアーなどのイベント、大学、高校へ建設産業に従事する女性講師による出前講座を予定している」と気を配る。
建設業界へ向けて「地域の安全・安心や経済を足元から支える地域に、なくてはならない存在だ。昨年の台風10号などの災害では、現場にいち早く駆け付け応急処理をしていただいた。今後も業界の皆さんとしっかりスクラムを組んで社会資本整備に取り組んでいく」と語った。
プライベートでは、富士山にも登った経験を持つ登山やゴルフ、オンラインでの将棋と多趣味な別府市出身の58歳。(