大分建設新聞

インタビュー

兒玉 康弘さん(臼杵土木事務所長)

2026年05月19日
 広島大学卒業後、大分土木事務所を初任地に、竹田土木、大分駅周辺総合整備事務所、臼杵土木、中津土木中津日田道路建設室総括、建設政策課企画調整監などを経て、今年4月から現職。
 臼杵土木への赴任は10年ぶり2回目。その印象を、「この10年で臼杵港の新フェリーターミナルや国道217号平岩松崎線BPの1期区間が供用するなど、着実にインフラの整備が進みつつあると感じた」と話す。  石仏など歴史的な観光資源や伝統的な商業が盛んな「商業のまち」臼杵市と、セメント産業を中心とした重工業が栄える「産業のまち」津久見市―。それぞれ特色のある両市の継続的な発展に尽力したいと語る。そのためには、臼杵港や津久見港などの港湾整備、平岩松崎線や中九州横断道路へのアクセス道路など、観光や物流を支える港を中心とした広域交通ネットワーク整備の必要性を強調。さらに、近年頻発し激甚化する災害に備え、河川改修、砂防ダム、急傾斜施設の整備といった防災対策、インフラの老朽化対策など、ハード面から取り組むべき課題は多岐にわたると指摘。「1日も早く多くの事業を完成に導き、利便性の向上や効率化のためにメリハリのある事業展開を図っていきたい」と意欲を示す。  これまでの勤務で特に印象に残っているのは、大分駅周辺総合整備事務所の時に携わった大道陸橋の撤去工事。「事前準備の大切さを学んだ」と語り、当時の上司の「県民のため一日でも早く完成させるべき」との合い言葉のもと、毎週の行程会議で関係者との連携を密にし、建設会社の協力もあり「当初は1年程度かかると言われていた工事を半年で完了できた」と振り返る。  建設業界に対しては「計画から現場での作業、メンテナンス、災害の復旧など全て建設業界と協力して実行していく必要がある」とし、「確かな技術力を持ち地域の発展と地域の守り手を担う建設業界とともに、臼杵・津久見地区の未来のために活動していきたい」と力を込めた。  仕事を進める上では、山本五十六の教えである「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」を大切にし、「事業を進める際は実際に自分自身が模範を見せ、責任を持たせて任せる」ことを信条とする。さらに所長となってからは、それに続く「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」の言葉を肝に銘じ、若手職員の育成に力を入れていきたいと語る。  趣味は健康維持のために続けているジョギングで「年間1200㌔を目標に毎週末走っている。孫の面倒を見るのも楽しみ」と頬を緩ませた。大分市出身。52歳。
名鑑CDバナー
取材依頼はこちら
事業承継プラザ 切り替え
arrow_drop_up
TOP