大分建設新聞

インタビュー

石井 聖治さん(県農林水産部長)

2026年06月08日
旧県立森高校卒、1986年県入庁、玖珠事務所を初任地に、農林水産部農林水産企画課構造改革企画監、西部振興局長、総務部理事兼総務部・生活環境部審議監などを経て4月から現職。
 農林水産部は7年ぶり2度目の赴任。部長に着任してからは7年前の記憶をたどり、現状の把握と今後の取り組み方を考えている。「農林水産は幅広い分野で毎日慌ただしいが、前回の経験で仕事内容はすぐに掴めた」と話す。
 これまでの勤務で一番印象に残っているのは、構造改革企画監時代に取り組んだ水田畑地化計画。米の需要が毎年減少する中、水田を畑に変え麦や大豆などの農作物への転換を進めた。排水対策や栽培技術の取得、基盤整備など多くの課題に直面した。また、この年は県が8年かけて開発したブランドイチゴが販売されるなど、「大変な時期だったが毎日が新鮮で面白かった。7年間の努力が軌道に乗り感激している」と当時を振り返る。
 今後の取り組みで重要視しているのは「おおいた農林水産業元気づくりビジョン」の実現。「自ら考え・動き・みんなで実現する」をスローガンに掲げ、元気な担い手・元気な産地をつくることで好循環を生み出す計画。次世代につながる代表的な指標を「チャレンジ指標」と定め、重点的に取り組みを推進する。また、新技術の導入や機械のリース、施設整備を進め「人手不足の解消、分業・効率化や規模の拡大などに力を入れたい」と意欲を見せた。
 建設業に対しては、「災害があるといち早く駆け付け、地域の安全確保や復旧活動に尽力している」との印象がある。住民の暮らしを支える重要な役割を担い、地域に欠かせない存在だとして、「無駄のない動きで対応に当たる姿に建設業の底力を感じる。心強くこれからも頼りにしている」と感謝の思いを語った。
 平日は仕事に励み、週末は付き合いも多い。運動不足解消のため週に1度は1万歩を目標に歩くことを心掛け、健康を気遣っている。玖珠町出身の58歳。
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