衞藤博司さん(大野川上流開発事業事務所長)
2026年08月17日
1986年入庁。国東事務所(現東部振興局)を初任地に、臼杵振興局、大野土地改良事業事務所、農村基盤整備課長補佐(総括)、土木建築部工事検査室工事検査第二班参事(総括)などを経て、今年4月から現職。
農業土木技術者として本庁勤務から4年ぶりの現場復帰。当事務所勤務は2回目だ。大野川上流地域の総合的な農業農村整備事業の推進と用水施設、農道およびほ場など生産基盤の整備を担う。
県の農業生産額の約3割を占める竹田市は、「まだまだポテンシャルを秘めている。基盤整備の導入によりさらに底上げを図りたい」と抱負を語る。現在は「1974年度に事業着手し、一度整備した団地の区画拡大や老朽化した用排水路の改修、農道の拡幅など、農機の大型化に対応した安全かつ効率的なほ場を目指し、再編整備を順次進めている」という。
地域で一番の課題は、水管理の合理化・省力化だ。水路の維持管理における作業の軽減と共に、節水を図るため用水路のパイプライン化を積極的に進めていく。さらに「整備に当たって、ICT技術を活用した水管理の一元化が必要」と指摘する。水田600㌶を受益地とする大谷ダムの水は潤沢ではない。地域では水を分け合いながら使う「時間水」というローカルルールがあり、取水できる時間は水田ごとに決められ、深夜の作業が必要になることも。そのため各筆に設置された給水栓に自動開閉装置を導入し、携帯端末で給排水をコントロールできるようにする計画だ。
県は農業の成長産業化に向けて、各地で大規模園芸団地を推進している。竹田西部地区のスイートコーン・キャベツ団地(面積33・8㌶)は代表的存在だ。前回の勤務時、「県が目指す大規模園芸団地で、県内初めてICT技術を使った整備を行い、団地のあり方を示した先駆けとなった」と自負する。地下排水溝(暗渠)の整備による高収益作物の導入と、区画拡大による作業の効率化を図り、収量増や労働時間減少など営農体系は好転している。
農地整備を進める中、作物に応じた土壌改良(浸透性・排水性、PH値、硬さなど)を意識した施工も重要だ。「これまで失敗もあったが、それを基に施工技術の確立を図ってきた。これから全県下に、その成果を当地域から発信したい」と力がこもる。
建設業に対しては「地元関係者への丁寧な対応に感謝している。それが円滑な事業推進につながっている。農地整備へのICT化は定着しているが、さらに施工管理の簡素化など一緒に検討・改善していきたい」とエールを送った。
週末の楽しみは、実家でチェーンソー片手に暖炉のまきづくりに汗を流すアウトドア派。雪が降りそうな時期に奥さんと「冬季防災訓練」と称し、高い標高目指してキャンプを楽しむそうだ。豊後大野市大野町出身の58歳。
県の農業生産額の約3割を占める竹田市は、「まだまだポテンシャルを秘めている。基盤整備の導入によりさらに底上げを図りたい」と抱負を語る。現在は「1974年度に事業着手し、一度整備した団地の区画拡大や老朽化した用排水路の改修、農道の拡幅など、農機の大型化に対応した安全かつ効率的なほ場を目指し、再編整備を順次進めている」という。
地域で一番の課題は、水管理の合理化・省力化だ。水路の維持管理における作業の軽減と共に、節水を図るため用水路のパイプライン化を積極的に進めていく。さらに「整備に当たって、ICT技術を活用した水管理の一元化が必要」と指摘する。水田600㌶を受益地とする大谷ダムの水は潤沢ではない。地域では水を分け合いながら使う「時間水」というローカルルールがあり、取水できる時間は水田ごとに決められ、深夜の作業が必要になることも。そのため各筆に設置された給水栓に自動開閉装置を導入し、携帯端末で給排水をコントロールできるようにする計画だ。
県は農業の成長産業化に向けて、各地で大規模園芸団地を推進している。竹田西部地区のスイートコーン・キャベツ団地(面積33・8㌶)は代表的存在だ。前回の勤務時、「県が目指す大規模園芸団地で、県内初めてICT技術を使った整備を行い、団地のあり方を示した先駆けとなった」と自負する。地下排水溝(暗渠)の整備による高収益作物の導入と、区画拡大による作業の効率化を図り、収量増や労働時間減少など営農体系は好転している。
農地整備を進める中、作物に応じた土壌改良(浸透性・排水性、PH値、硬さなど)を意識した施工も重要だ。「これまで失敗もあったが、それを基に施工技術の確立を図ってきた。これから全県下に、その成果を当地域から発信したい」と力がこもる。
建設業に対しては「地元関係者への丁寧な対応に感謝している。それが円滑な事業推進につながっている。農地整備へのICT化は定着しているが、さらに施工管理の簡素化など一緒に検討・改善していきたい」とエールを送った。
週末の楽しみは、実家でチェーンソー片手に暖炉のまきづくりに汗を流すアウトドア派。雪が降りそうな時期に奥さんと「冬季防災訓練」と称し、高い標高目指してキャンプを楽しむそうだ。豊後大野市大野町出身の58歳。


