大分建設新聞

インタビュー

大久保 信昭さん(宇佐土木事務所長)

2026年09月17日
1997年入庁。各土木事務所勤務後、国東土木建設保全課長、本庁道路建設課高速交通ネットワーク推進監兼交通政策局交通政策企画課参事を経て、4月から現職。
 国東半島にある土木事務所のうち、宇佐土木だけ勤務経験がなかったが、「これで制覇しました」と笑顔で第一声。近隣土木での勤務経験があるので、宇佐の地理は大体把握しているが、院内・安心院地域で不明確な場所もあるので把握に努めている。
 「宇佐市は自然豊かな山々がある一方、平野部に穀倉地帯があるなど変化に富んでおり、観光資源も豊富。また、市内には三つの高速道路ICがあり、特急電車が停まる駅もある。地域の玄関口として恵まれている」と、宇佐市が持つ可能性を心強く感じている。
 宇佐市の魅力をさらに高めるためには、各事業の推進が欠かせない。道路では県北地域の産業などを支える中津高田線(江須賀~金屋工区)の改良と同線(浜高家工区)で取り組む交通安全事業などを挙げる。また、頻発する自然災害に対応するため、急傾斜地対策、砂防整備、河川の河道掘削なども推進する。
 事業を進めるには地元建設業者の力が必要、との意識は人一倍強い。「日田土木勤務時に2017年九州北部豪雨、国東土木勤務時に24年台風10号と、先陣を切って現場へ駆けつける建設業の人々を見てきた。その後の復旧・復興を含め、感謝しかない。業界を担う人がいなければ、災害時の対応もできない。魅力ある業界にするため、官民一体で取り組んでいきたい」と協力を呼び掛ける。
 九州北部豪雨では、大肥川を復旧するため地元住民と何度も協議を重ねた。「復旧・復興には建設業者はもちろん、地元住民の協力も必要。台風10号はこれまで大規模災害への対応経験が少なかった国東土木管内にも被害をもたらした」と話し、日田土木の経験が国東土木で生かされたという。
 事務所の運営では、現場第一主義を掲げる。特に若い職員が多いため、『報・連・相』を大事に、風通しの良い職場運営を心掛けている。
 休日はゴルフの練習で汗を流す。「なかなかうまくならない。日々の努力がスコアにつながる。努力を続ける大切さは仕事にも通じる」と強調した。
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