大分建設新聞

インタビュー

(株)九州ウッドマテリアル

2007年11月20日
 同社(日田市大鶴本町・森山政美社長)は、(株)ファーストエスコ(本社・東京)が同市東有田に建設中の木質バイオマス発電所、「日田ウッドパワー」向けに、燃料の木質チップを供給する工場を建設している。 日田ウッドパワーは、今年11月に操業開始予定。出力は年間1万2000kwで、(株)ファーストエスコが行う国内3ヶ所の発電所の中では最大級の規模という。  森山社長は、環境リサイクル機械を販売する「モリショウ」を経営しており、日本樹木リサイクル協会の専務理事も務める。その関係から今回、九州ウッドマテリアルを新たに設立、工場建設に至った。「大分県に日本一の木質バイオマス発電所が出来ることはすばらしい。製材残廃材などを8月から受け入れ、燃料となる木質チップは品質基準を満たした物を年間10万トン発電所に送り込む予定」と意気込む森山社長。  3月には、九州各地の中間処理業者45社を集め説明会を開いた。「当社では、今まで処分されていた林地残材や製材工場などの残廃材、また建築廃材、解体材などを有効利用することができる。早急に協力会組織を作り、広域圏の地域貢献型施設を目指したい。また、発電所の隣に建設することで、安定した燃料供給もできる」と森山社長。  4月に着工した工場は、S造2階建延べ1990.58m2。設計は、敏設計一級建築士事務所で、施工は中村工務店。6月完成、7月操業予定。総事業費は約3億5000万円。




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