大分建設新聞

ニュース記事

ICT活用のセミナー 県、大建協など開く無料

行事・講習会・表彰県内全域
2022年05月20日
 県と県建設業協会、県土木施工管理技士会は共催でさきに、2022年度i―Construction(i―Con)ホンキの一歩セミナーを大分市内で開いた。県内の建設業者と関係者約60人が参加した。
 まず、県土木建築部建設政策課の吉岡孝通主査が県のICT活用工事の取り組みをテーマに、①県のICT活用工事の対象工種②県のICT活用工事の件数③ICT活用工事の拡大に向けた課題④ICT建設機械の導入補助について説明した。
 このうちICT建設機械の導入経費の一部補助については、申請期間が6月限りということに念を押した。補助の対象はICT建設機械、既存の建設機械をICT化するための後付け機器で、補助率は2分の1以内で限度額は100万円。この県建設産業DX(デジタルトランスフォーメーション)推進事業費補助金は、交付決定後に購入し今年度中の納品が必要であることも付け加えた。
 次に、㈱トプコンポジショニングアジアの室伏清氏が「i―Conはじめの一歩」と題して、i―Conの基礎知識とICT活用工事の事例、利用者の声について説明した。
 この中で、i―Conの本質は生産性の向上で、ICT建機はその一つの手段。中小規模の現場でもできることから取り組むことに重点をおき、さまざまな例を取り上げた。
 また、日本建設機械施工協会施工技術総合研究所の藤島崇氏が、小規模ICT活用工事の解説として、ICT活用工事の実施要領の変遷と22年度から追加となった小規模土工の解説について説明した。
 国土交通省のホームページのICT導入協議会が重要だと話し、実施方針(実施項目)にポイントを絞り、よく読むことを強調し詳しく説明した。
 この後、質疑応答が行われ、一歩踏み込んだ現実的な質問が相次いだ。
名鑑CDバナー
インボイス
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP