大分建設新聞

ニュース記事

土木の興味を持って 佐伯豊南で出前講座〈佐伯河川国道〉無料

社会貢献・人材育成県南地区
2022年06月24日
 佐伯豊南高校の工業技術科では、2年次から機械・電気系と土木系の系列に分かれて資格取得や進路選択に移るが、佐伯河川国道事務所では毎年この時期、系列選択に入る同科1年生を対象に、人手不足が深刻な土木業界に1人でも多くの生徒が興味を持つことを願い、土木業界を構成する公務員、コンサルタント、建設会社の仕事内容などを紹介する出前講座を開いている。同事務所の出前講座は今年で4年目。
 21日に開かれた今年の講座には、系列選択が目前に迫っている1年生35人が参加。はじめに土木業界を応援するために2016年に結成した、噂の土木応援チーム・デミーとマツ共同代表で㈱サザンテック上席技師長の松永昭吾さん、同校の前身・佐伯鶴岡高校卒業生でもある同事務所建設監督官の中村真一郎さん、同事務所調査課の原田佳奈さん、冨士設計㈱の後藤陽登さん、横河ブリッジ㈱の友原晃太さんらが講師になり、行政・コンサル・施工のそれぞれの立場で仕事内容などを紹介。
 参加した生徒は4班に分かれ、横河ブリッジ㈱の指導で、同社が施工中の九州地方整備局発注の、柴北川橋上部工工事現場で集めたデータを使っての橋梁架橋の疑似体験(VR体験)、冨士設計㈱の指導で3Dスキャナー、ドローン操作、BIM/CIMなどの説明を受け、業界に対する思いを新たにした。土木系列担当の梅山浩行先生は「わが校では、ドローン操作などをはじめ、BIM/CIMなど測量関係の最新技術に力を入れて指導している。業界の方々には、その点をご理解いただき、採用選考活動のほど、よろしくお願いします」などと話していた。
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