大分建設新聞

ニュース記事

大野川に親しむ松岡小児童 体験学習にナナモリら協力〈大分市〉無料

社会貢献・人材育成大分地区
2023年05月30日
 大分市立松岡小学校の4年生児童は5月26日、市内を流れる大野川の舟本大橋下河川敷で「ふるさとの川 大野川に親しもう」をテーマに体験学習を行った。同校で下水道の役割について出前授業をしている専門会社㈱ナナモリ(甲斐慎之介社長)や大野川漁協などが協力した。
 この体験活動は、同校が昭和の時代から地域の伝統や地元の豊かな資源、水環境の重要性を学ぼうと実施してきたもので、当日は児童165人に教員、保護者などを含め約200人が参加した。
 時どき晴れ間がのぞく天候の中、大野川漁業協同組合の若松成次組合長が「大野川の水は、飲んだり、工場で使ったり、農業で使ったりと大切なもの。守っていかねばならないふるさとの川を知り、汚さずにみんなできれいに使おう」と呼び掛けると、児童たちは元気よく返事をしていた。
 活動では、2000匹の若アユの放流、箱メガネを使って川底の観察、釣り体験、投網漁体験などが行われた。また前日に大野川で捕獲されたコイやウナギなどが入った水槽を見て、児童たちは驚きと歓声を上げていた。体験に参加した亀井翼君は「アユはぬるぬるしていたけど、かわいいと思った。大きくなって、綺麗な川で元気に泳いでほしい」と話した。
インボイス
アドレス設定のお願い
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP