杵築市山香町の「山香温泉風の郷」で３月31日、リニューアル式典が開かれた。風の郷は、建設から24年が経過し老朽化などで一時休館していたが、市は今回、建物の外装なども含めてリニューアルした。
　施設は、建築面積約２４００平方㍍。今回は温泉のボイラー改修、宿泊棟への通路、レストラン、カフェスペース、フロントの整備、倉庫を改修し、夜のバー営業スペースに改装、施設全体の修繕・外装工事などを実施した。設計は㈲秋吉設計、温泉ボイラーの改修は㈱木元電設、建屋改修は㈱高原建設、施設設備改修は㈱但馬設備工業、施設外装工事は㈱幸栄住建がそれぞれ請け負った。事業費は約２億円。
　式典で永松悟市長は「県内でも珍しい、塩分濃度の高いあたたまる温泉を近隣住民の皆さま、そして観光客へ再び提供できるようになった。今後は近くの『るるぱーく』を訪れる客層も呼び込んでいきたい」とあいさつ。
　指定管理者やまが地域創生機構の江藤稔明理事長が「２年ぶりのオープンを任され、責任は重大。多くの人が来てくれるよう施設を管理して盛り上げたい」と述べた。