大分建設新聞

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親水護岸が完成、進水式 大分川かわまちづくり無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年04月02日
 大分川下流域かわまちづくり推進部会は3月31日、大分川舞鶴橋下流河川敷で親水護岸の進水式を開くとともに「お花見マルシェ」を行った。進水式には大分舞鶴高校、大分豊府高校、大分東明高校のヨット部に、大分ジュニアカヌークラブの中学生を加えた31人がそれぞれヨットに分乗し、親水護岸から大分川にヨットを乗り出した。
 人が水辺で楽しめるように配慮された親水護岸は、2023年11月から大分河川国道事務所が着工し、この日までに完成した。総工費は約4000万円、コンクリート製で幅20㍍、地上の最上部から川底まで階段が10段あり、各階段には滑り止めも施されている。
 主催者を代表して同事務所の高瀬智・流域治水課長が「大分川を生かして魅力ある空間を作るという目的で造った。安全でけがのないよう使っていただきたい」とあいさつ。カヌーで護岸を使用することが多い大分市高校カヌー部の足立和弘監督は「これまでは川べりに付いているカキ殻で足を切ったりして病院に搬送されることもあった。新しい護岸を活用でき感謝する」と歓迎した。
 親水護岸近くで唐揚げや焼きそば、たこ焼きなどを提供するキッチンカーなど8台が出てにぎわいを見せた「お花見マルシェ」を開催。ボランティアで参加し、火起こし体験を行った大分市キャンプ協会は、テーブルや椅子を無償で貸し出した。火起こしができればマシュマロがもらえるとあって、親子連れが楽しみながら挑戦していた。
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