大分建設新聞

インタビュー

猪俣浩一さん(西日本土木)

2009年04月02日
 猪俣さんは、国道10号別府地区電線類地中化工事の新港第3工区(L=310㍍)の現場代理人。国道10号の一連の共同溝敷設工事では、2つの工区で表彰を受けた(大分河川国道事務所長表彰と九州地方整備局長表彰)。車線規制の表示や地元対策など、同社の隈田英樹社長は「気配りがとても素晴らしい」と猪俣さんをほめる。本紙県北担当記者も「猪俣さんはアイデアマンだ」と評する。この気配りやアイデアに富んだ仕事ぶりが評価されたのだろう。  昨年担当した現場では、道路規制車の上の電光掲示板で、「右へ寄ってください」と女性ガードマンが旗を振っていた。その後他社の工区では「右へ寄れ」の文字の電光掲示板に変わったが、ずいぶんとイメージが違うものだ。  今回の工事は4月上旬からスタートして9月の連休前には終えたいという。約半年間にわたる工事だが、すでにブログ(ネット上の日記)や地元向けのマンスリーレポートで、工事の内容や準備の状況を伝えている。これから随時現場の様子や状況などを報告していきたいという。「現場は交通量も多いし、沿道には商店や民家も多い。地元あっての公共事業だから、迷惑をかけないように、〝何しよるんか〟といった疑問を解消するように、こまめに情報発信していく」と話す。マンスリーレポートは「コストをかけずにできること」として6年前から取り組んでいることだ。  外出して現場事務所を不在にする時玄関にかける看板には「おつかれさまです。ただいま外出しています」との文字が。この「おつかれさまです」の一言に、猪俣さんの人柄があらわれている。  貫禄たっぷりだが、33歳。若い。奥さんと5歳の娘さんとの3人暮らしで、国東市武蔵町から片道1時間をかけて毎日通う。  この工事でも表彰をめざすのですか?との問いには、「もちろん」と答えた。表彰工事が仕上がるまでの半年間を追いかけていきたい。




名鑑CDバナー
インボイス
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP