大分建設新聞

インタビュー

後藤好信さん(佐伯盛上隊隊長)

2010年04月21日
 「みんなにとって、佐伯のまちは楽しい?」と問いかけ、「若者発信で一緒に佐伯を盛り上げていきませんか」と呼びかけ、佐伯の活性化活動に取り組んでいる佐伯盛上隊(SMR)の隊長・後藤好信さん(27)。自身は先月、市観光協会弥生支部が開いた5回目のおにぎり選手権に初挑戦し、審査委員から「まちおこしの起爆剤になるおにぎり」と絶賛され優勝した。  後藤さんは、17年に横浜の大学を卒業して佐伯市役所職員に。ところが回りを見渡せば、刺激もあまりなく、遊ぶところもなくて、遊び方も知らない若者ばかり。遊び場がないなら自分たちで作ろうと、その年に20歳台の公務員や会社員約20人で、佐伯盛上隊の前身のフットサルチーム「FCハマー」を結成した。  大会や練習を通じて仲良くなるにつれ、フットサルだけでは物足りなくなり、同年末に空き店舗を利用したディスコパーティを企画したところ、入りきれないほどの大盛況。これに気をよくしたメンバーは、翌年夏に蒲江の高平キャンプ場で屋外イベント「100人キャンプ」をオールナイトで実施すると100人を超える若者が参加。大いに手応えを感じ18年、19年とディスコパーティーやキャンプなどのイベントを仕掛け、仲間のつながりを大きくしていった。  さらに佐伯のまちづくりにも目を向け、20年3月に20~30歳台の7人で佐伯盛上隊を結成。その年の夏には、上浦の瀬会(ぜあい)海岸で音楽イベント「ラブ&ビーチ」を催し、200人を超える若者に楽しんでもらった。これが昨年夏、若者が演出する大手前広場での盆踊り「ボンフェス」に発展。これには、まちづくり活動をしている市民グループも協力、本格的にまちづくりに取り組むきっかけとなった。  佐伯盛上隊はまた、昨年、今年と、佐伯にいる韓国やアメリカなど10ヵ国の人たちと地元の人たちが一緒になって、三の丸公園で国際色豊かな花見をし、内にこもりがちな〝佐伯人〟に、外国の人との出会いの場を設けるなどの活動をしている。  後藤さんは「佐伯は何もなくつまらないという声をよく聞く。少し見方を変えると自然や食べ物など、楽しく面白いものが、たくさんあると思う。それを少しでも紹介できればと思っています」と言い、「熱い人、大歓迎です。特技があるが、生かす場所が見つからないと思っている人は、℡090(9790)9737まで連絡を」と呼びかける。




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