大分建設新聞

インタビュー

安部正和さん(カッターアバンセ)

2011年11月08日
 23年度の優秀施工者国土交通大臣顕彰者(通称・建設マスター)に選ばれた、安部正和さん(47)。大分市古ヶ鶴の(株)カッターアバンセに勤めるコンクリート等切断穿孔技士で、同社に勤めて今年で29年になるベテラン。「名誉ある賞をいただき、関係者に心から感謝していますが、今は大変な責任を感じています」と受賞の喜びよりも、責任を痛感している様子。「佐伯のトンネル内のコンクリート舗装の目地切り工事で初めて現場を任された時と同じような緊張を感じてます」と、入社したての頃や、初めて責任を持たされるようになった時のことを思い出して懐かしむ。  「初めて任された現場の仕事も無事終わることが出来ましたが、その後も事故なくやってこられたのは、我が社のモットーである、責任施工に従ってきたおかげ。お客様に安全安心を提供することをいつも心がけていましたから、これまで無事故無災害でこれました。それに我が社では全社員に資格取得努力が義務付けられていますので、私も平成9年にコンクリート等切断穿孔技士の切断資格を取得し、13年には穿孔を、15年には2級土木施工管理技士資格を取得しました」  安部さんの努力はそれにとどまらず、21年にはその年初めて国交省基幹技能者制度が決まった登録切断穿孔基幹技能者資格を得ている。  「建設マスターをいただいたわけですから、これからは後進の指導・育成にも努めなければなりません。業界は厳しい状況が続いているだけに、会社のためにも、自分だけでなく若い社員の技術力向上も怠るわけにはいきません」と若手指導の意欲を示した。  高倉貴政同社社長は、「建設マスターとしての誇りを持って、これからもお得意様に喜ばれる仕事をしてもらいたいし、我が社のモットーの責任施工・安全第一の精神を後進に定着させてほしい」と期待を寄せた。




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