大分建設新聞

インタビュー

甲斐幸治さん(NIKKO)

2012年03月07日
 第一印象は「芯のブレない人」。人と人との対話を大事にし、人と向き合うことを恐れない、意志の強さを感じさせる人だ。  1年と8ヵ月前に入社した。入社試験の面接で、多田彰浩社長に「じゃあ、頼むよ」と即決してもらい、握手を求められたときには、感動とともに責任の重さを感じた。つい先日は管理部課長補佐へ。「管理部とは言いながら、現場にも出ます。営業だけでなく、現場に立つのが楽しくて」と言う。インタビュー当日も、ある撮影現場の警備に立っていた。  「それまでも、営業や小売業などで働く人のサポートという仕事はしてきましたが、警備業は初めてでした。ですが、単にモノを売る仕事ではないだけに、これまで以上に人からの信頼が大事だと強く感じています。営業の際にも、現場で得た知識が役に立つ。値段のたたきあいからは生じない、お客さんからの強い信頼をどうつくり上げるか。NIKKOという会社はその面で強いと思います。営業同士での情報共有も活発で、様々な現場でのお客様のニーズについてのトークが飛び交っている」と、社内連携のよさに心強さを感じているそうだ。  夕方6時半から7時までの間は〝下番(かばん)〟の時間帯。電話や無線がひっきりなしに鳴り続ける。その日の仕事終わりの連絡と、現場ごとの明日の必要人数の知らせが入るからだ。「この時間は戦い。連絡が矢継ぎ早に入ってくる。息つくひまもありません。ですが、それも現場のスタッフとのコミュニケーション。その多くの情報から、現場が何を必要としているのかにまで耳を澄まします」。  読書が好きというので、何を読むのですかと問うと、「プレジデントなどの経済系の雑誌が好きなんです。他の業界、他の世界で何が起きているのかを知りたいから」と。情報に対してのアンテナの高さは、社内での管理という仕事にもつながっているようだ。  警備の仕事にはやりがいを感じている。交通誘導警備業務検定、雑踏警備業務検定のそれぞれ2級を取得し、今日も甲斐さんは、現場に出て、また現場を守るスタッフを支え続ける。




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