大分建設新聞

インタビュー

西林悠子さん(別府市職員)

2012年04月10日
 別府市建築指導課(4月からは職員課付き)の土木技師だった西林悠子さんが、国際協力機構の青年海外協力隊員としてアフリカ南西部にあるナミビア共和国に派遣されることになった。9日、浜田博市長に報告した。  別府市が職員を協力隊に派遣するのは初めてのことで、西林さんが、市の派遣制度の道筋を立てる先駆けとなった。西林さんは、「市職員として学び、経験した土木技術を現地で活かし、別府のことをナミビアの人たちに紹介したい」と抱負。浜田市長も「市が初めて派遣する職員ですから、志を高く持って、持てる技術を余すことなく伝えてきてほしい」と励ました。  ナミビアでは、地方都市のオタヴィという町で町内の道路整備の計画、設計、さらには施工監理から、道路整備に伴う上下水道の配置計画、設計などを現地のスタッフに提案し、指導する。町の年間予算は、わずか1億2千万円程度という。少ない予算に苦労を強いられるのは必至だが、本人は「実は、派遣国の第一希望はブータンだったので、ナミビアのことはまだよく把握していないんです」と気にしていないようす。11日から、福島県の二本松市で始まる2ヵ月間の派遣前訓練で任国事情を学ぶという。アフリカへ飛び立つのは6月下旬だ。  西林さんは、物静かで一見おとなしそうだが行動は大胆。19年には市職員でありながらミス別府に応募し、見事採用されている。  記者も建築指導課で開発行為を閲覧する際には、いつも丁寧に接してくれていた彼女がいなくなるのは、正直さみしいが、2年後、少し日焼けした元気な姿で戻ってくることを心待ちにしよう。どうぞお気をつけて、ボンボエッジ。




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