大分建設新聞

インタビュー

甲斐 祐真さん(㈱安部組工務部)

2017年04月20日
 大分工業高校土木科在校時に、インターンシップで㈱安部組が施工する舗装現場を体験。
段取りよくテキパキと作業が進む現場を目の当たりにして「この会社で働きたい」と思い、入社試験を受けた。
 工務部に配属されたが、初めは、在学中に学んでいたことと、実際の現場での作業の違いに戸惑ったという。
しかし、子どもの頃からモノづくりに興味を持っていた甲斐さんは、現場に出て仕事を覚えていくうちに他にはないやりがいや、達成感を実感しているという。
 そんな甲斐さんが、大分河川国道事務所発注の道路舗装工事の現場代理人に大抜擢された。
若手技術者不足が課題となっている建設業界だが、甲斐さんのように若手にもチャンスが与えられれば、先輩たちからも、技術・知識を習得することもでき、現場での責任感もぐ~んと向上する。
 上司の松井敦義工務部長は「彼の年齢では若すぎるという声もあったが、長期的な考えと今後を担っていく若手技術者として最適だと判断した」と太鼓判を押す。
現在、同社の平均年齢は、37・6歳と若く、40歳前後の従業員が軸とあって、現場の雰囲気は明るく、活気のある環境だそうだ。
 甲斐さんは「国交省の現場は初めての経験なので、不安もあるが、先輩たちに聞きながら、知識を高め工事を無事に完成させることが今の目標」と力強く話す。
さらに、作業効率の低下や労働災害を防ぐうえでも、欠かせないないのは、現場のコミュニケーション。
意思の疎通を怠らないよう普段から心がけているという。
 趣味は、中学時代から続けているバスケットボール。
最近は、忙しくて練習に参加できず、運動不足が気になると笑う。
 尊敬する先輩は、仕事には厳しいが、頼れる存在。
「いつかこの先輩に一人前だと認められるよう日々勉強に励み、会社の発展に貢献したい」とたくましい。24歳。



「日々勉強に励み、会社の発展に貢献したい」と甲斐さん
 
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