大分建設新聞

インタビュー

上野 和義さん(㈱聖晃産業)

2017年06月29日
 福岡工業大学付属城東高校を卒業後、福岡県内のクレーン会社に就職。
その後、㈱聖晃産業福岡営業所(福岡市)に採用された、上野和義さん。今年で入社12年目。
 現在は、国内最大級の大型クレーンのオペレーター業務に携わっている。
最近、従事した大きな現場は、大分川の宗麟大橋や国道10号線の万寿橋でのクレーン作業。
今は、新日鐵住金大分製鐵所構内の敷地内で資材運搬用のレーン建築の現場でクレーン作業をしている。
 この仕事に就いたきっかけは、「小さい頃から、重機が好きで免許を取得できる年齢が来たらすぐに免許を取りに行きました。重機関係のいろんな免許を取得したけど、やはりクレーンが一番好き」と話す。
 聖晃産業に就職したのは、福岡県で仕事をしていた時、同社福岡営業所の所長と出会って、話をしているうちに、もっと重機の技術レベルを上げて、同社の国内最大級の大型クレーンを操作してみたいと思ったから」と言う。
心底から重機が好きな〝重機マン〟だ。
 入社して一番苦労したのは、大型クレーンが故障したとき。
「大型クレーンは特殊な車両。代替車両もなく、試行錯誤しながら夜を徹して修理をした」そうだが、「大変な思いもしたが、これも勉強のうち。苦労もあるけど、この仕事は、やりがいを感じる」と、頼もしい。
 日々の定時業務は、朝一番にクレーンの始業点検。作業で影響の大きい雨風など気象状況の把握も怠りなくやらねばならない。体調管理も重要だ。
 技術面では、『仕事は見て覚えろ』と言う職人気質の先輩から学ぶことができ、厳しくもあったが、技術を仕込まれながら成長していく自分自身がとてもうれしかった。大変な仕事だが、大分県を代表する構造物の現場で作業ができるのは、栄誉です」と。
 これから建設業界に就職を考えている人に「建設業は3Kのイメージが強いが、実際の現場では労働災害に対しては細心の注意が払われている。職場環境は今後もっと良くなると思う」と語った。



大型クレーンを操縦する上野さん
名鑑CDバナー
インボイス
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP