大分建設新聞

インタビュー

堤 計さん(㈲坂西工務店)

2017年08月02日
 鹿児島県出水市出身の堤さんは、地元の中学校を卒業。19歳のとき、縁あって祖母が住む大分県へ。住宅基礎を専門に施工する会社に勤務。
社会経験を積み、22歳のときに、大分市種具の㈲坂西工務店に就職。入社15年目になる。「物づくりに興味があった。働いてみたいと思った」と当時を振り返る。
 入社して3年目に、大野川に架かる国道10号「白滝橋」の工事を経験した。「川幅が広く、水量も多い。高所での作業は怖かった」。
昨年11月から今年4月まで、大分川の「宗麟大橋」の工事に参加した。
「工具を落としたり、墜落、転落がないよう、事故に十分注意して作業した。周囲も事故は起きなかったが、緊張する毎日だった」と言う。
 「型枠工は、様々な部材を使って組み立てるので、指先や足先のけがが多い。それに高所作業が多いので頭上の確認、安全帯の確認も常に怠ってはならない」と、安全意識は高い。
 これまで一番苦労した作業は?と尋ねると「佐伯漁港の係留施設工事。変形した型枠設計と、潮の満ち引きがあるので設置が大変だった。型枠が浮いてしまうため、作業が非常に難しい」と。
そんな高度な技術を要する工事も乗り越えてきた堤さん。現在、1級型枠施工技能士資格の取得試験に備えて勉強中だ。
 趣味は「主に釣り。アジ、チヌ、スズキなど、大分市日吉原でよく投げ釣りをしている。時間を忘れて夢中になれるから好き」だそうだ。
 会社の雰囲気も気に入っているようで、「坂西専務が社員によく声をかけてくれる。私も含めて社員が活気づいています」と笑顔で話した。
 建設業を目指す人に「昔と違って、労働環境が変わってきているので、安心して飛び込んで来てほしい」と呼びかけた。
37歳。妻と子供4人で、大分市小池原で暮らす。



型枠を設置する堤さん
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