大分建設新聞

インタビュー

若杉 謙蔵さん(㈱日建コンサルタント)

2017年08月08日
 大分情報科学高校を卒業後、熊本県の測量専門学校を経て入社。
調査部に所属し、現場で測量業務などを担当している。入社3年目で、同社では一番の若手だ。
 コンサルタントの道を志したのは、土木関係の仕事をしているお兄さんの影響と、高校時代に東日本大震災が発生し、復興に向けての新しいまちづくりや減災・防災対策などで測量の重要性が高まってくるという先生の勧めがあったからだそうだ。
 仕事のやりがいは、やはり測量した道路や建物が完成した時の達成感だ。
しかし、現場の作業に慣れるまでは大変だったそうで、「僕らが仕事をしやすいような環境を先輩たちがつくってくれている。一人前になって恩返しがしたい」と、先輩の気配りに感謝している。
 建設業界の担い手不足を心配する。「若手が少ない。僕たちへの世代交代時に、うまく技術を引き継げるか不安。だから、日頃から、現場でミスや抜けがないよう注意している。僕らが、先輩から引き継いだ技術を、次の世代に伝えていかなければならない」と、仕事への熱意を感じる。
 建設業を目指す後輩たちに対しては、「事前に勉強するに越したことはないが、現場で覚えるし、教えてもらうことも多いので、難しく考えなくてもよいと思う。怒鳴られるなど、怖いイメージもあるかもしれないが、そんなことはない。まずは、一歩を踏み出して、飛び込んできてほしい。やりがいのある仕事を一緒にしましょう」と、エールを送る。
 結婚予定の彼女がいる。「守るべき家族ができるので、仕事にも熱が入ります」と公私ともに充実している若杉さん。
技術継承と研鑽に努め、会社と業界を支えるつもりだ。



トランシットを使い測量する若杉さん
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