大分建設新聞

インタビュー

池辺 大輔さん(㈱石川建設工業)

2017年10月27日
 大分市の東陽中学校を卒業後、先輩の紹介で、「何も考えずにとび職の世界に入った」と言う。
「初めての仕事場は、オアシスタワーホテルの現場だった。当時は、建設資材や工具の名称もわからず、見よう見まねで仕事するだけで精いっぱいだった」と振り返る。
 そんな下積み時代を経験し、数年が経過したとき、とある現場で一緒に仕事をしていた石川裕也社長に出合い入社を勧められた。
「石川社長や社員の作業姿勢を見ていて、魅力的な会社だと思った。すぐにお願いした」と言う。
㈱石川建設工業に入社して7年目。社長を含む社員12人は、20代後半から30代前半が主力。
会社の仕事は、足場組立て、橋梁補修、仮設プレハブ工事が中心だ。これまでの工事で一番の達成感を訪ねると、庄の原佐野線の「万寿橋」の橋梁工事だったと言う。
「27年10月から29年5月まで約1年半、万寿橋の橋梁工事に参加した。会社自体がこれまで大きな施工経験がなかったので大変不安だった。私は主に現場の進捗状況を見ながら、工程管理に携わったが、何よりも事故が無かったこと。細かい打ち合わせや、工事関係者の高い安全意識の現れだった」と語る。
また、万寿橋の橋梁工事をしたことで、会社の実績をつくることができた。「子孫代々、自慢できるし、これからの自信にもつながる」と意気に感じている。
 趣味はジェットスキー。「3年前に小型船舶免許4級を取得した。神崎海岸でよく楽しんでいる。家族の時間も大切にしています」と話した。
目標を尋ねると「2年前に2級土木施工管理技士を取得した。今年10月に行われる1級試験に挑戦すること。ただいま、猛勉強中」と取材当時話していた。
 建設業を目指す方へ。「どなたも建設業で生かせる能力を持っているはず。ぜひ力を貸してほしい」。妻と子供3人で大分市内で暮らす。


1級土木施工管理技士取得を目指す池辺さん
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