大分建設新聞

インタビュー

阿南 優希さん(㈱友岡組)

2018年10月30日
 きっかけは、高校時代の担任の先生に勧められて入社したという。
「何も分からない世界に飛び込みました」と勇気と若さ溢れ、やさしい笑顔で語る㈱友岡組舗装工務課の阿南優希さん(20)は、入社1年7ヵ月だ。
 豊後大野市大野町の㈱友岡組へは、三重総合高校普通科を卒業後、就職。
「とにかく働きたい一心で理由がなく、考えずに入社した」という。「建設の仕事は、何より汗を流し、体を動かすので大好きになった」と話す。
 初めての現場について感想を問うと、「市内朝地町の農道補修工事でした。専門用語や資機材の名称、仕事の要領など、まったく分からないので苦労しました。間違えた道具を持ち込んだことも。周囲に迷惑ばかりかけて」と振り返る。
しかし、最近は場数を踏み、少しずつ仕事に慣れて、理解できるようになってきた。
 趣味を聞くと、「中学、高校時代の友人と飲みに行くこと。時には大分市内に出かけてます」と楽しそう。
また、野球が好きで、小学校2年生から続けている。高校の野球部では、外野手だったという。
「資格取得はこれから。スポーツ精神を活かし、メリハリのある仕事ができれば」とやる気も十分だ。
 道路を舗装する現場を訪れた時、上司の玉田憲士さんから、手ほどきを受けながら真剣な表情で、コンクリートの打設作業をしていた。
「上司や先輩がよく指導してくれる。今は現場作業が一番好き」と笑顔で語る一方、「建設機械による接触、つまずき・転倒事故が無いように、会社の方針である『一人KY』に努めている」と安全確保に、厳しい表情もうかがわせた。
 これから建設業を目指す後輩へは、「根性があれば誰でも受け入れてくれる。多くの若者が就職して将来を築いていこう」と呼びかけた。竹田市玉来の実家で、両親と暮らす。



上司の玉田さん(手前)と作業する阿南さん
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