大分建設新聞

インタビュー

佐藤 謙吉さん(河津建設㈱)

2019年01月17日
 建設業で働く父の背中を見て育った佐藤さんは、両親の勧めもあり県立日田林工高校の土木科に入学。
3年間測量や設計などの土木の基礎を学び、地元の河津建設㈱に就職した。
「朝早くから夜遅くまで働く父の姿を見ていたので、建設業の厳しさも覚悟をしていたが、真冬の朝早い現場や真夏の炎天下での作業は大変です」と話す。
 入社してからの2年間を振り返ると「体を動かすことやものづくりが好きでこの業界に入ったが、最初の現場では、ただ先輩たちについて作業することで精いっぱいだった」と言う。
入社3年目の感想は「1人で測量を任せて貰えるようになり、やりがいを感じる。現場では写真を撮影したり、覚えることも多い。そして覚えたことを仕事で生かせるのが楽しい。それに後輩もできたので、先輩として気が引き締まる思いです」と笑顔を見せた。
 建設業の魅力を聞くと「高校在学中の授業で、福岡県の高速道路の工事現場を見たときに、自分もこうした大きな現場に携わりたいと思った。就職して中津・日田道路の現場で工事の完成まで作業することができたときは、達成感や充実感で一生の思い出となった」と話す。
 今後の目標を聞くと「2級土木施工管理技士の取得に向け勉強中。仕事をしながらの勉強で大変だが、早く1人前になり大きな現場を任せてもらえるよう頑張りたい」と意気込みを見せた。
同じ現場で働く現場代理人の岩崎幸彦さんは「協力業者や発注者など工事関係者の皆さんともコミュニケーションがとれており、測量などもよく頑張っている。これから入社する後輩たちのお手本となるようさらなる技術を高めてほしい」と期待を寄せた。



測量をする佐藤さん
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