大分建設新聞

インタビュー

田嶋 亮太さん(西日本コンサルタント㈱)

2019年01月24日
 大分市の西日本コンサルタント㈱の田嶋亮太さん(27)は、大分工業高等専門学校の機械・環境システム工学専攻を卒業し、入社5年目。
 学校での都市計画の授業を通して景観や地域活性化に興味が湧き、「できれば地元で都市計画ができる仕事がしたい」と、教師や先輩のアドバイスで就職した。
 同社では、設計第二部に所属し、都市計画業務を中心に調査、設計、計画を任せられている。
仕事はアンケート調査などによりデータを収集し、現状分析と課題の抽出を行う。その後、分析結果を踏まえて図面や資料を作成し、課題の解決策を提案する。
 「都市計画には正解がない。住民が望む地域の姿をイメージし、より良い形で提案することが仕事。自分がやりたかった仕事をできていることが一番の喜び」という。
 入社2年目からは行政機関などに出向き、コンサルタントとして専門的な知識を活かして仕事をしている。
「お客さまから『ありがとう』をもらえた時などは、多少きつい事があってもやりがいと喜びを感じる」とも話す。
 これから建設業を目指す人に向けて「土木は個人のためでなく地域のための仕事。ほかのものづくりでは味わえない魅力が大きい。例えば道路ができれば、その地域が住みやすい環境に変わり、地域の活性化にもつながる。地域から感謝される喜びと達成感を持てる仕事」とメッセージを送る。
 趣味は、バスケットと大分トリニータの応援観戦。バスケットは小学生からやっていて社会人チームに所属し週1回やっている。
トリニータの応援観戦は、県外にも行く熱心なサポーター。
一昨年結婚した新婚さんの田嶋さんは、週末に趣味などに使う時間を持つため平日は頑張って仕事するという、仕事のオンオフを上手に切り替え、プライベートも充実させている。
 上司の帆足渉取締役は「長年スポーツをやっている彼は、社内でもチームワークを大事に仕事をこなしている。とにかく真面目な青年。建築業界は30代の人材不足が深刻な問題。20代後半の田嶋さんは、今後のわが社だけでなく、業界の担い手としても期待の星です」と話した。



「一番は地域の活性化です」と話す田嶋さん
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