大分建設新聞

インタビュー

長尾 悟さん(㈱めの建設)

2019年02月01日
 今年度の安全優良職長厚生労働大臣顕彰を受賞した、㈱めの建設(大分市)の長尾悟さん(41)に、事業場でどのような安全指導をしているかなどを聞いた。
 今回の顕彰では、建設業関係で38都道府県から、長尾さんを含む73人が表彰された。
「表彰当日は緊張していて、いまだに実感が湧かない」と話す。
 長尾さんは、同社に入社以降、国、県、市および民間の多くの建設工事現場で、土木工事や足場の組み立てなどをしている。
 中学生の頃から家を建てる仕事に興味があり、由布市の碩南高校(現由布高校)普通科を卒業後、福岡市の建築専門学校に進学。
同社に入社5年目頃から、事業場の職長を任されるようになり、当時、事故になりかねないヒヤリハットを経験。以来、事故防止のための安全対策を、特に意識するようになったという。
 事業場では長尾さんが朝礼で、本日の作業の流れを説明した後、作業員一人一人が「作業中に注意すること」を一言ずつ発表。
これを受けて、具体的に理解してもらうために、注意点をまとめて再度、意識づけをしてから作業を始めている。同社ではこの取り組みを、約8年前から実施しているという。
 現場によって、安全対策はさまざま。年配者もいるので、特に足元の段差や不必要な部材で足を引っ掛けないよう注意している。
また、重機を使う現場では、オペレーターと事前打ち合わせをしてコミュニケーションを図り、通る声で声掛けをするように心がけている。
 「現場によって流れが違うので、安全確認は状況判断が大事」と前置きし、「今までのやり方が一番良かったと安心せずに、今後もより安全性の高い現場を目指していきたい」と話した。
由布市在住、趣味は洗車、休日には愛車やバイクで遠出を楽しんでいる。



特に足元の安全指導に力を入れている長尾さん
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