大分建設新聞

インタビュー

重石 瑛梨奈さん(㈱松井組)

2019年02月07日
 竹田市の㈱松井組建築部に勤務する重石瑛梨奈さん(21)は、入社4年目。
竹田市の竹田高校在学中は山岳部に所属。卒業してすぐに同社へ就職した。
 「朝、会社で行うラジオ体操は、絶対に欠かせません」と若さ溢れて、やる気十分だ。
現在、豊後大野市内で戸建て住宅の建設に関わっている重石さん。
昨年は改修工事が多かったようで「既存の建屋が変形していることで、サッシ扉のおさまり方法を大工さんに説明できなかった」と大変苦労したこともあったとか。
 一方で「10軒以上の戸建て住宅建設に従事してきたが、現場は一つ一つが違う環境。女性が少なく、女性しか気付かない点も多い。少しは役立っているかも」と、技術面以外でも散らかったごみの片付けなど積極的に取り組んでいる。
 従事する大工さんとのコミュニケーションにも自信がついてきたようだ。
 重石さんは、2018年3月「県ものづくりカレッジ」7期生を修了。
県職業能力開発協会長賞を受賞した実績をもつ。今の目標を尋ねると「福祉住環境コーディネーター2級を取得したい」と答えた。
高齢化社会に役立つ仕事をしたいという強い思いがあり勉強中。
 趣味は「映画鑑賞と大好きなネコと遊ぶこと」と笑顔で語った。
職場について聞くと「会社は大変元気がよく明るい環境です。しかし女性技術者がもっと入職してほしいかな」と素直な気持ちを述べた。
将来の女性技術者へ「この業界は男性が多い仕事。まず、やる気が一番。働く環境も年々変化しているので、多くの女性が活躍できるように頑張りましょう」と参加を呼びかけた。
 最後に現場上司の佐藤元幸取締役(59)は「娘のような存在で、現場でも大切にしています。将来、結婚しても松井組でこの仕事に従事してほしい。応援しています」と重石さんにメッセージを送った。
 取材に訪ねた日も、大工さんとの元気な会話が聞こえていた。



現場を確認する重石さんと上司の佐藤取締役
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