大分建設新聞

インタビュー

古中 大雅さん(ナカノス建設工業㈱)

2019年03月07日
 大分市明野東にある「ヒット明野住宅展示場」内でナカノス建設工業㈱の古中大雅さんが仕事をしている。
今年成人式を迎えたばかりで、入社2年目だ。
 小学生の時に起きた東日本大震災で、テレビで家屋がいとも簡単に津波に飲み込まれていく映像を見て、「丈夫な家を造って、少しでも多くの人の力になりたい」と強く感じ、この業界を志した。
そして、家が基礎から建築されていくことを見る機会があり「凄い」と感じたことから、業界への想いがさらに深まった。
 ナカノス建設工業を就職先に選んだのは、インターンシップで同社を訪問した際に、一見恐そうな職人さんや上司の方が、とても親切で優しかったことから、何の迷いもなく入社を決意したという。
 入社1年目は土木事業部に配属。建設業の基礎を学び、入社2年目から希望の住宅工事部に配属され、現場監督や図面管理に携わっている。
 働く前と今では業界への印象が変わったという古中さん。
建設業に就職を迷っている後輩たちへは、「自分も怖い、危険などのイメージがあって入社したが、危険に感じることは、あまりない。現場は、安全パトロールの実施、毎朝の朝礼での注意など、安全が厳しく管理がされている。そして、現場の職人さん、先輩や上司も優しく親切に指導してくれます」とエールを送る。
 上司の藤松健吾住宅営業部長は「12年ぶりの新入社員。全社を挙げて大事に育てており、古中くんはその期待に応えてくれている。営業部と工事部のミーティングに参加しているし、資格取得にも前向き。インターンシップで来た生徒へも、詳しく説明をしてくれている。とにかく何事にも積極的だ」と話す。
ナカノスホームのモットーである「伝える続ける家」が、ここ人材育成にも反映されているようだ。
 1月から仕事を一人で任されており、「任された喜びと現場への期待で、胸がいっぱい。不安もありますが、多くの人とコミュニケーションがとれる現場監督の仕事に、やりがいを感じている」とまぶしいばかりの笑顔で話す。
目標である現場監督に向かって、一歩一歩進んでいるようだ。
 



建築現場で確認作業をする古中さん
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