大分建設新聞

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工事看板DX化へ 日光工業が情報発信無料

社会貢献・人材育成県南地区
2022年06月23日
 臼杵市の日光工業㈱(戸上新次社長)は、臼杵土木事務所が発注した、臼杵港下り松地区(同市板知屋)事業のうち、新臼杵港フェリー乗り場整備関連工事でデジタルサイネージ(映像による電子看板・掲示板)を活用した工事用看板を6月1日に設置し、近隣住民に工事の進捗状況や天気予報の情報を発信するなど、積極的な情報公開に努めるとともに、外部とのコミュニケーションに有効活用する、工事現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の展開を図っている。
 建設業に携わる現場代理人は、どのようにすれば、工事が効率よく終わり、出来栄えの良い現場になるか、地元の方々に工事内容を理解、協力してもらえるか、などと思考を巡らしている。同社は今年4月、新臼杵港整備関連工事で3件受注したことから、近隣住民に工事の進捗状況などを伝えることで、円滑な工事進捗が図られると考え、電子看板のリースに踏み切った。
 電子看板は縦1・5㍍×横2・5㍍で、R3港整交改第1―3号港湾改修工事(10月27日工期)、R3港起債臼第4―3号港湾改修工事(8月31日工期)、R3港起債臼第4―5号港湾改修工事(8月17日工期)の現場事務所前に設置し、3工事に関するさまざまな情報を現場事務所からパソコンを使い終日流している。臼杵土木事務所では「デジタルサイネージは、従来の工事看板に比べて、工事工程や作業内容など、多くの工事情報を視覚的に分かりやすく、迅速に伝えることができるため、地域住民への公共事業のPRや理解醸成に寄与するものと考えている。加えて、本取り組みが先駆けとなり、水平展開されることで建設現場におけるDXの推進が図られるものと期待している」などと話している。
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