大分建設新聞

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白滝橋周辺で水防訓練 大分市南消防署無料

行事・講習会・表彰大分地区
2023年05月25日
 大分市南消防署は20、21日の両日、大野川の白滝橋上下流域で、これからの梅雨・台風などの出水期を控えた水防体制の強化と、災害・被害に迅速に対応するための水防訓練を行った。県防災航空隊や消防団など延べ113人が参加した。
 20日の訓練には約50人が参加。訓練は一級河川の大野川に架かる白滝橋下で、中洲に漂流者、また河川敷の左岸側に要救助者がいるという想定で実施された。地上での消防バイク(赤バイ)による偵察や要救助者などの状況確認に続き、県防災ヘリ「とよかぜ」からの隊員投入訓練、FRP(繊維強化プラスチック)ボートの組み立て、操船、対岸からの要救助者救出訓練、また白滝橋上から中洲救出訓練などが行われた。また、河川敷に作った土砂埋没家屋からの救出想定訓練も合わせて実施された。
 平岡大輔副署長は、これから訪れる大雨時期の対策を、個人・会社の単位でしっかり見直してほしいこと、早めの避難、行動に備えてほしいことを強調し、「避難勧告は避難指示へと一本化されたことなど、まだ知らない方も多くいる。また建設業の皆さまには、災害協定に基づく各種の要請に備え、資機材や備品などの点検を今一度お願いしたい」と述べた。
 水防訓練は市の各消防署で実施され、6月1日には中央消防署が田ノ浦海水浴場で、4日には東消防署が大野川鶴崎橋下河川敷で実施する。
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