ＮＰＯ法人ＢＥＰＰＵ　ＰＲＯＪＥＣＴ（中村恭子代表理事）は22・23日の２日間、別府市楠町のビル１階にオープンさせた「Ｂｅｐｐｕ　Ｓｔｕｄｉｏ　01（ベップスタジオゼロワン）」の完成・お披露目会を開いた。
　同スタジオは、ＲＣ造４階建てのビルで元鮮魚店だったテナント部分を改修した。改修面積は70平方㍍で、設計は山根製作所㈱（本社宮崎県、山根俊輔代表）、施工は菅建材工業㈱がそれぞれ請け負った。「別府の歴史・町並みと、手をつないでいける『馴染む』施設、だが唐突であること」をコンセプトに、もともとの躯体を生かした作品展示壁の設置や内装を改修、事業費は５００万円。
　別府市は、２０２２年からアーティスト・クリエイターの移住定住を促進しているが、スタジオはこの流れを受けて開設した、アーティスト・クリエイターのためのレンタルスタジオ。作品発表会やワークショップの開催、作品制作などの場として利用できる。
　ＢＥＰＰＵ　ＰＲＯＪＥＣＴでは、今後も市内の空き物件を改修し、複数のスタジオを造成する予定。24年度も複数件に着工したいとしており、主に第３四半期以降で計画を進めている。