大分建設新聞

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肉用牛の生産基盤強化 玖珠町で施設完成無料

行事・講習会・表彰久大地区
2024年04月12日
 大分県農業協同組合は5日、玖珠町大隈で西部営農経済センターキャトルステーション施設整備工事の竣工式をした。
 この施設は、産地拡大のネックとなっている構造的課題に対し、省力化と担い手育成のための拠点整備を目的に、生後4カ月の子牛を子牛市場出荷まで飼育するとともに、技術習得の人材育成などを行うもの。敷地1万738平方㍍に畜舎2棟2178平方㍍(木造)、管理棟500平方㍍(木造ガルバリウム鋼板)、堆肥舎54平方㍍(木造コンクリート)を建設、総事業費は約3億円。
 神事には約70人が参加。施主の平間悟代表理事理事長が「建設は、設計や工事を行った会社のご尽力のたまもの。施設は、18日から稼働するが、これにより肉用牛生産基盤が強化され、大きな経済効果が期待できる」とあいさつ。
 続いて、県農林水産部の渕野勇部長が「農業戦略会議の中で、キャトルステーションの必要性が説かれた。この施設の活用には期待が高まり肉用牛振興に向けた再生のスタートになる」と述べた。
 また、宿利政和玖珠町長は「出荷された肉用牛が大手ブランドと肩を並べることを願う。町も支援したい」と祝辞を述べた。
 最後に、設計を行ったJA全農おおいたと、工事を行った日田市の河津建設㈱河津賢太郎社長に感謝状が贈呈された。
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