佐伯土木事務所は９月27日、佐伯総合庁舎で２０２４年度優良建設工事所長表彰式をした。対象となった工事は23年度に完成した、Ａ級13社21件、Ｂ級28社33件、Ｃ級25社23件。この中から工事成績評定点が80点（１００点満点）以上で、特に工事成績が優秀な土木Ａ級１件、Ｂ級２件、Ｃ級１件の４工事を選び表彰した。
　多田耕治所長が受賞各社の代表と現場代理人に表彰状を手渡し「受賞した各社は地元対策や環境などの配慮を含め、優秀な成績を上げられた。特に現場代理人の方は工事完成に至るまで、さまざまな問題があったと思われるが、一つずつ丁寧に対応してくれたことに感謝する。地域を支える要として役割を果たすために、さらなる研さんに務め、技術力向上を目指してほしい」とたたえた。
　受賞者を代表して㈱丸和土木の渡辺隆次社長が「われわれ建設業も度重なる自然災害や人件費、資材、原油の高騰、若手の入職、担い手の育成など、問題が山積している。しかし、社会資本整備に携わる者として、県民の皆さんが末永く安心して使っていただけるモノづくりを目指し、地域社会に貢献できるよう精進していく」とお礼を述べた。
　受賞工事は次の通り。
▽会社名（代表者名）＝工事名（路線名または地区名・場所）
　◇土木Ａ級
▽㈱丸和土木（渡辺隆次）＝令和４年度交防通砂第１―２号砂防堰堤工事（竹野浦川・米水津竹野浦）
　◇土木Ｂ級
▽吉正建設㈲（吉田正幸）＝令和５年度交防急対第34号急傾斜地崩壊対策工事（脇１号地区・鶴望）
▽㈲河野土木（河野豊和）＝令和５年度交防広河第５号河川改修工事（井崎川・弥生尺間）
　◇土木Ｃ級
▽力南土木㈱（佐藤憲）＝令和５年度河緊掘単佐第１―５号河川改良工事（提内川・弥生門田）。