おやつとスイーツ
2025年04月08日
オジジが「おやつが好き」と言ったらおかしいだろうか。今は「コンビニスイーツ」と言うようだが、シニア層にも人気である。例えば、和菓子系では生どら焼き、冷やしみたらし団子、豆にこだわる豆大福など、洋菓子系では抹茶味のソフト、なめらかシュークリーム、とろけるプリンなどが売れ筋。季節ごとに具材を変えたり、有機栽培や国産食材を使用したり、糖質オフや老化防止などをうたう商品も登場している▼弊社にもシニアは少なくなく、たまにスイーツをはじめ、煎餅やあんぱんなどの差し入れがあると、社内の空気が和んで、疲れた体に癒しをもたらしてくれる。少し古い調査結果だが、コンビニスイーツの市場規模の推移を見ると、2012年は1450億円だったものが、13年に1812億円、14年に2274億円、15年には2370億円と右肩上りだ▼急成長の要因としては、高品質でありながら手軽な価格で安定した味わいであること。また専門店と遜色ない品質のスイーツが最寄りのコンビニで1個から手軽に買えるのが最大の魅力。高い頻度で新作が登場したり、健康志向も注目されよう。価格帯は200~400円ほどだが、新商品目当てのリピーター客の増加にもつながっているようだ。これまで「ついで買い」程度だったものから「目的買い」する客が増えているのだ▼ある「コンビニの来店客調査」によると50歳以上の来店客が増えているのが特徴で、全体の38%。コンビニ各社がシニア向け商品開発に力を入れるのも頷ける。私の場合、おやつはもっぱら差し入れされる側だが、たまには地元のお饅頭でも持参しようと考えないでもない。だが、もうすぐ会社指定の健診が待っている▼体重や腹回りが気になる世代としては、おやつはセーブする時期かもしれない。(コデ)