大分建設新聞

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植生保護や登山道を整備 九電みらい財団無料

社会貢献・人材育成豊肥地区
2025年04月17日
 九州電力㈱が設立した公益財団法人「九電みらい財団(辻慎一代表理事、九州電力地域共生本部総務部長)」は12日、ラムサール条約に登録されている「くじゅう坊ガツル湿原(竹田市)」に隣接する平治岳(同社社有地)において、県準絶滅危惧種に指定されているミヤマキリシマの植生保護活動や、登山道整備などの環境促進活動を行った。
 活動は、九州電力大分支店が2011年から取り組むボランティアの一環で、今年で17回目。毎年4月と11月の本格的な登山シーズン前に、ミヤマキリシマの植生保護や、登山者の安全のために整備を実施している。
 当日は環境省、九電グループ会社や地元住民、「平治岳の自然を考える会」などから98人が参加した。参加者は約2時間の登山の後、寒さが残る平治岳南峰の標高1600㍍付近で、ミヤマキリシマ生育の支障となる樹木の伐採作業や、登山道の崩落を防ぐ水切り板の設置など約1時間の補修作業に汗を流した。
 活動後、九電みらい財団の矢野哲男事務局長は、「保護活動のおかげで、今年も満開のミヤマキリシマが見られると思う。また平治岳を訪れ、それを実感してほしい」とお礼を述べた。
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