自販機
2025年04月28日
「あ~喉が乾いたなぁ。何か飲みたいな~」と思った時、自動販売機(以下=自販機)で買えるジュースなどの飲料水。何処にいても手に入るようにと、よく考え出されたものだ。その飲料水を手に入れるには小銭があればさほど苦労しない。便利な自販機は道路沿い、公園、駐車場、イベント広場などありとあらゆる場所に設置されている。これから暑い日の水分補給には欠かせない、大変有難いものだ▼2024年末時点の自販機台数は、飲料水、各種サービス、たばこその他合わせて391万300台。種類別では、飲料自販機が最も多く220万台。続いて、コインロッカー、両替機などの自動サービス機が129・6万台、乾電池、新聞など日用品雑貨自販機が20・4万台と続く。ちなみに、飲料自販機内では清涼飲料が最も多く197・6万台。残りが牛乳やコーヒー、ココア、お酒、ビールなどとなるようだ▼近年、たばこ自販機の減少が著しいらしい。11年の東日本大震災による影響や、たばこの出荷制限、品目数減少などの影響によるという。その上で、たばこ自販機を併設していた「街のたばこ屋さん」が高齢化などで閉店が相次ぎ、自販機を撤去することも要因となっている。たばこはコンビニで購入する人が増えているようだ。ピーク時の約63万台から6万5900台にまで落ち込んでいるという▼アサヒ飲料は、13日に開幕した大阪・関西万博会場の静けさの森内に世界初のナトリウムイオン電池蓄電で稼働する「未来につなぐ自販機」を1台設置した。同社は大気中のCO2吸収材を搭載した「CO2を食べる自販機」に太陽光パネルとナトリウムイオン電池を搭載。天候が悪い日は稼働しない場合があるらしい▼お金がいらない自販機が開発されると、未来は明るい。(勇)