大分建設新聞

四方山

7月5日

2025年07月03日
 今月と来月、楽しみなことが二つある。まずは中学校の同窓会。今年、50歳を迎えることを記念して開かれるそう。同級生の中には、すでに孫を持つ人もいるはず。20歳の同窓会以来、30年ぶりに会う人も多い▼もう一つは、以前勤めていた会社の仲間で集まる飲み会。会社はすでに倒産して、お互い別々の道へと進んだが、1年に1回、20人前後が集まって飲み会を開いている。昨年は人が集まらず中止となり、今年は開催したいとの声があり、私が幹事となった。早く開けと催促の電話もあり、いつ開くか思案中▼同窓会と飲み会前に、乗り越えなければいけない試練がある。それは7月5日に起こるとされている「大災難」だ。各メディアの情報で、ご存じの人もいるだろう。1999年のノストラダムスの大予言以来の騒ぎである▼分からない人へ簡単に説明したい。騒ぎは、自分の夢を漫画にしたある漫画家のコミックが発端。99年に発行されたコミックの表紙に「大災害は2011年3月」とイラストがあり、東日本大震災を予言したと注目を集めた。そして21年に発行されたコミックの復刻・改訂版に「25年7月に大災難がやってくる」という記載があり、25年になって再び注目を集めた。これが今の騒ぎである▼大災難を恐れ、海外からの観光客が減少など、経済への影響が出ている。気象庁長官が記者会見で「心配する必要はない」と発表し、漫画家本人も「5日は何かが起こる日ではない」とコメントを出すほど、火消しも図られている▼しかしながら、トカラ列島の群発地震、相次ぐ火山噴火など、何か起こるのではと、人々が不安に思う出来事が相次いでいるのも事実だ。何も起きないだろうが、もしもの備えを見直す、いい機会にしたい。せめて、飲み会まで何も起きないでね。(せい)
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