大分建設新聞

四方山

高校野球

2025年08月25日
 県外の中学出身者ばかりで、県予選では応援していなかった。だが、甲子園では、そのプレーに一喜一憂した―。ことしの全国高校野球選手権大会。夏5年連続出場の明豊は、1回戦で市立船橋(千葉)を破り、好スタートを切った。このところ2年連続で初戦敗退していただけに「今年は行けるかも」と期待が膨らんだ▼エースの寺本ら三枚看板の投手陣を揃え、4年前にセンバツで準優勝した時と似た好チーム。ベスト8を懸けた対戦相手の県岐阜商は戦前に甲子園を4度制した古豪だが、最近は今一つ。岐阜の友人から「明豊さんは名の知れた強豪チーム。うちは胸を借りるつもりでやるしかないです」と謙遜した連絡が来たが、結果は1対3で県岐阜商に敗れた▼残念!再三のチャンスをつぶしたのが痛かった。川崎絢平監督は試合後、3年生を褒め「最高のチームだった」とたたえた。確かに優勝を狙えると思わせるいいチームだった▼さて、この県岐阜商戦で印象に残った選手が2人いた。1人は明豊1年生の川口琥太郎選手。大活躍で、解説者も打撃の素質を絶賛していた逸材。中学時代はかなりのやんちゃだったというから、ふと相撲界の元大関千代大海(九重親方)とイメージが重なり、将来が楽しみな大物だ▼もう1人は県岐阜商3年の横山温大選手。生まれつき左手の指がほとんどないが、右手を上手く使った打撃センスは抜群で、チーム一の打率。ベスト4進出の立役者だった。守備でも巧みにボールを持ち変えて送球する姿は感動した。人一倍の努力でレギュラーをつかみ「同じような子どもたちに勇気を与えられたら」と話す18歳は、プロ野球選手を目指している▼2人が将来どんな選手になるのか、どう成長していくのか…。そんなことを考えるのも、高校野球観戦の楽しみである。(政)
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