日田市の雉谷自治会（小野敏郎会長）は先に、日本道路協会から「道路功労者」に選ばれ、日田総合庁舎で表彰状の授与式が行われた。
　同協会では、毎年８月10日の「道の日」に合わせて、道路愛護や美化保全、道路環境整備などに自発的に取り組んでいる団体や個人を対象に表彰している。雉谷自治会は長年にわたり、県道天瀬阿蘇小国線を対象に草刈りなどを行い、地域の道路環境向上に貢献してきた実績が評価された。
　同自治会は、２００４年から活動を続けており、自治会員34人が年２回の奉仕活動を実施。作業延長は約５㌔、作業面積は約１万９６００平方㍍に及び、道路の美化と安全確保に大きな役割を果たしている。
　授与式では、日田土木事務所の森﨑貴嗣所長が「地域の安全と環境を守る活動に敬意を表する」と謝意を述べ、今後も活動の継続に期待を寄せた。
　小野会長は「高齢化で道路に関わる人が少なくなっている。今後も自分たちが使う道路は自分たちできれいにしたい」と語った。