水土里ため池塾を開講 土質力学・技術向上へ〈大分ため池技研〉無料
行事・講習会・表彰大分地区
2025年09月12日
大分ため池技術研究会(大坪政美会長・九州大学名誉教授)と県土地改良事業団体連合会(義経賢二会長)は10日、土地改良会館で「水土里ため池塾」を開講した。
老朽化した農業用ため池の改修・整備に携わる初任技術者を対象に、ため池工事での土質力学の基礎的技術の取得と技術力向上などが目的。大坪会長が講師となり建設会社やコンサルタント会社の社員、県・市町村・土地連職員など44人が受講した。
開講に当たり大坪会長が「この塾はリカレント教育の一環。皆さんは自ら進んでここに来ており、スキルを高めるモチベーションが高い。リラックスし、かつ真剣に取り組んでほしい」と激励した。
講義は室内試験2コースを含め、11月5日までに5日間全10コースを設定。10日の初日は、土の構成や分類についての講義と含水比・土粒子密度・液性限界、塑性限界の室内試験の2コースを行った。含水比試験では土に含まれる水分の比率を求めるため、土を電子レンジやフライパンで熱して水分を飛ばし重さを測るなどしていた。
豊國建設㈱地質調査部の吉良友杜(ゆうと)さんは「会社では乾燥炉を使って同じ試験を行っているが本来の意味などがよく分かっていなかった。基礎理論を学ぶことで、今後の仕事に役立つと思う」と話した。
老朽化した農業用ため池の改修・整備に携わる初任技術者を対象に、ため池工事での土質力学の基礎的技術の取得と技術力向上などが目的。大坪会長が講師となり建設会社やコンサルタント会社の社員、県・市町村・土地連職員など44人が受講した。
開講に当たり大坪会長が「この塾はリカレント教育の一環。皆さんは自ら進んでここに来ており、スキルを高めるモチベーションが高い。リラックスし、かつ真剣に取り組んでほしい」と激励した。
講義は室内試験2コースを含め、11月5日までに5日間全10コースを設定。10日の初日は、土の構成や分類についての講義と含水比・土粒子密度・液性限界、塑性限界の室内試験の2コースを行った。含水比試験では土に含まれる水分の比率を求めるため、土を電子レンジやフライパンで熱して水分を飛ばし重さを測るなどしていた。
豊國建設㈱地質調査部の吉良友杜(ゆうと)さんは「会社では乾燥炉を使って同じ試験を行っているが本来の意味などがよく分かっていなかった。基礎理論を学ぶことで、今後の仕事に役立つと思う」と話した。