木造建築技術が世界に 大屋根リングの大阪万博、閉幕無料
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2025年10月14日
大阪・関西万博が13日に閉幕したが、期間中、会場の主動線として、また、雨や風、日差しを遮る空間として「大屋根リング」が大活躍した。ギネスに認定された建築物でもあり、保存するかどうかの議論が出ている。
大屋根リングは、神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な「貫」接合に、現代の工法を加えて建設された。建築面積は6万1035・55平方㍍。外径約675㍍、内径約615㍍、幅約30㍍、高さ約12㍍(外側約20㍍)で、国産のスギ・ヒノキが7割、外国産のオウシュウアカマツを約3割使用している。
3月4日に、「最大の木造建築物」としてギネス世界記録に認定された。当初は万博閉幕後の解体が決まっていたが、遺産としてすべて残すべきだとの意見も出ている。しかし、保存には莫大な費用を要し、約200㍍を展望台として残すだけでも10年間で約55億円掛かるとされ、保存議論は今後も続くとみられる。
大屋根リングの基本・実施設計・工事監理は、2025年日本国際博覧会会場デザインプロデューサー藤本壮介。基本設計は東畑・梓設計JV、実施設計・施工監理は、北東工区=大林組・大鉄工業・TSUCHIYAJV・㈱安井建築設計事務所、南東工区=清水・東急・村本・青木あすなろJV、西工区=竹中工務店・南海辰村建設・竹中土木JV・㈱昭和設計が請け負った。
大屋根リングは、神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な「貫」接合に、現代の工法を加えて建設された。建築面積は6万1035・55平方㍍。外径約675㍍、内径約615㍍、幅約30㍍、高さ約12㍍(外側約20㍍)で、国産のスギ・ヒノキが7割、外国産のオウシュウアカマツを約3割使用している。
3月4日に、「最大の木造建築物」としてギネス世界記録に認定された。当初は万博閉幕後の解体が決まっていたが、遺産としてすべて残すべきだとの意見も出ている。しかし、保存には莫大な費用を要し、約200㍍を展望台として残すだけでも10年間で約55億円掛かるとされ、保存議論は今後も続くとみられる。
大屋根リングの基本・実施設計・工事監理は、2025年日本国際博覧会会場デザインプロデューサー藤本壮介。基本設計は東畑・梓設計JV、実施設計・施工監理は、北東工区=大林組・大鉄工業・TSUCHIYAJV・㈱安井建築設計事務所、南東工区=清水・東急・村本・青木あすなろJV、西工区=竹中工務店・南海辰村建設・竹中土木JV・㈱昭和設計が請け負った。




