大分建設新聞

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年末に向け安全意識の徹底を 別府支部が安全パト無料

行事・講習会・表彰別国地区
2025年10月15日
 大建協別府支部(幸勝美支部長)の労務安全委員会(平野英太郎委員長)は10日、別府市内で安全パトロールを行った。
 毎年、全国安全衛生週間(10月1日~10日)に合わせ、大分労働基準監督署の指導で労働災害防止のために行っている。
 同支部と大分労基署から4人が参加。出発を前に平野委員長(㈱浦松建設社長)が「昨日、転落事故が1件起きた。いかなる状況でも災害撲滅のために安全意識を高めていかなければならない。きょうの気付きを持ち帰り、安全意識の向上につなげたい」とあいさつした。
 パトロールは、明大工業㈱が施工している公園テニスコート防球ネット設置外工事(同市青山町)、㈱和田組が施工している(仮称)弓ヶ浜マンション新築工事(同市弓ヶ浜町)、三光建設工業㈱が施工しているソラテリエ石垣東マンション新築工事の3カ所を回った。
 公園テニスコート防球ネット設置外工事の現場では、明大工業の原一夫現場代理人から工事概要などの説明を受けた後、パトロール。安全掲示看板の記載や、現場の墜落・転落防止対策、熱中症予防対策、安全管理体制などについて確認した。
 点検後、参加者は「三つの現場全てで、整理整頓、死亡災害に直結する墜落・転落災害の防止、建設機械による災害防止対策が細かく徹底されていた」などと感想を述べていた。
 大分労基署の阿南宏幸安全衛生課長は「建設業では今年度に入りすでに2件の死亡労働災害が発生している。工事が集中する年末に向けて安全意識の徹底に努めてほしい」と話した。
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