大分建設新聞

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知見と技術を共有へ 地質業協会が講演会無料

行事・講習会・表彰大分地区
2025年10月30日
 県地質調査業協会は24日、大分市内で2025年度技術講演会を開いた。協会員、行政職員など200人が参加。
 藤澤正浩理事長が「全国各地で豪雨災害や地滑りが多発しており、県内でもリスクが高まっている。地質に関する確かな調査・分析は、減災防災の観点からもますます重要になってくる。きょうは、これらの課題に向き合い最新の知見や技術を共有しあう場となる」とあいさつ。
 来賓の県土木建築部の成瀬哲哉審議監が「今後も切れ目のない予算確保を要望していく。必要な事業を推進していくためには、正確な地質調査の把握が重要になる」と、協力を呼び掛けた。
 講演では、県土木の石和徹也参事監兼道路建設課長が「大分県の道路行政を取り巻く状況」、日出町歴史資料館・帆足萬里記念館の平井義人館長が「古文書から読み解く津波研究―慶長豊後地震の津波高とその特徴―」、関西大学の黒木貴一教授が「地学的課題を持つ小さな地形変化の地図表現と活用」と題して、それぞれ講話した。
 また、協会のロゴマークが発表され、応募のあった60作品の中からタナベ環境工学㈱の岡本大知さんのデザインが最優秀賞に選ばれ、藤澤理事長から表彰された。
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