大分建設新聞

ニュース記事

植生保護や登山道補修 九電Gが平治岳で活動無料

社会貢献・人材育成豊肥地区
2025年11月12日
 九電みらい財団(代表理事・宍道亮九州電力㈱地域共生本部総務部長)は先に、くじゅう坊ガツル湿原(竹田市)に隣接する平治岳で、高山植物のミヤマキリシマ植生保護や、登山道の補修・整備活動をした。
 九電グループの従業員とその家族、環境省、地元自治体・企業・団体で構成する「平治岳の自然を考える会」のメンバーなど86人が参加。約2時間の登山の後、寒風の中、平治岳南峰の標高1400~1600㍍付近で、ミヤマキリシマの生育を妨げる樹木の伐採(芽かき)作業や、登山道の水切板の設置・補修などの整備に汗を流した。
 活動は九州電力大分支店が2011年から取り組むボランティア活動の一環で、今年で18回目。同社は「くじゅう坊ガツル湿原」一帯の環境保護を目的に、ボランティアによる野焼き活動や希少植物の保護などに、年間を通して取り組んでいる。平治岳は県の準絶滅危惧種に指定されているミヤマキリシマの群生地としても知られており、九州電力が山林を所有・管理している。
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