道を譲ろう
2026年01月06日
一昨日の5日から仕事始めの会社が多いと思う。私は年末年始の休み期間中は、大過なく平穏に過ごす事ができた。そんな中で一つ気になったのは、サイレンを鳴らして走る救急車が普段より多かったように思った点だ▼日本は多くの家庭でお正月に餅を食べる機会が増える。厚生労働省によると、餅を喉に詰まらせる窒息事故の死者数は年間3500人を超え、中でも80歳以上の高齢者が2500人以上を占めるという。餅による窒息だけではないが、2023年中の救急出動件数は、消防防災ヘリを含めて764万987件で、搬送人員は664万3379人。1963(昭和38)年以降で最多を記録している▼そんな中で、2023年中に救急車が119番通報から現場到着までに要した時間は平均約10分で、新型コロナ禍前の19年に比べて約1・3分長くなっている。さらに、119番通報から医師に引き継ぐまでに要した時間の平均は約45・6分で、新型コロナ禍前の19年と比べ約6・1分も延伸した状況だ▼現場到着時間や病院収容所要時間の延伸には、救急車などの緊急車両が近づいているにもかかわらず、道を譲らないドライバーが増えている点があるらしい。ドライバーは救急車に道を譲る義務がある。緊急車両に道を譲らなければ、緊急車等妨害違反などの罰則が適用される▼そのドライバーは、緊急車両の接近を赤色灯やサイレン音で知るわけだが、サイレン音に関しては近年、「聴こえづらい」という声も多いという。救急車のサイレン音の大きさは70年以上も前から変わっておらず、最近の車は遮音性が高くなっていることから気付かずに道を譲らない車が増えているようだ。救急車の適正な運用には、ドライバーの意識向上とともにサイレン音についての見直しも必要なようだ。(かぼ)



