大分建設新聞

四方山

プロテストソング

2026年02月03日
 プロテストソングという言葉を久しぶりに耳にした。米国のロック歌手ブルース・スプリングスティーンの新曲「ストリート・オブ・ミネアポリス」だ。ミネアポリスでの移民排斥反対デモに伴うICE(移民税関捜査局)による市民射殺に抗議する内容。トランプ大統領を名指しで激しく批判している。事件の4日後に発表され、現在19ヵ国で音楽配信サービスの再生数1位となっている▼プロテストソングは反戦、反原発などの立場から、社会に向けてメッセージを送る歌だ。古くはウディ・ガスリー、ピート・シーガーらフォーク歌手によって時代を映す文化として遺っている▼日本でも1960~70年代のフォークブームに乗って数多くの楽曲が生まれた。88年にはRCサクセションの「サマータイム・ブルース」、2011年の福島第1原発事故後に斉藤和義が自作曲を替え歌にした「ずっとウソだった」が記憶に新しい▼米国では歌による抗議活動に賛同する大物歌手も増えている。トランプ政権は共和党内部からも批判が挙がり始めるなど、次なる対応が迫られる。報道によると、民主党地盤の都市部での抗議デモに対し、市や州の支援要請がない限りICEは関与しないと通達したという。騒動の行く末は不透明だが、これ以上の死傷者が出ないよう祈りたい▼理解し合うためには、憎しみの感情を持って問題解決しないことが肝要だ。クルド人など外国人が多く住む埼玉県川口市で1日、市長選挙が投開票された。選挙活動では「外国人が住みにくい街を」などと訴える候補者もいたとか▼外国人労働者数が過去最大となる中、外国人政策は重要課題だ。今回の衆院選挙では永住権の厳格化や不動産取得に関する政策が争点の一つになっている。あなたは候補者のメッセージをどう受け取りますか。(コデ)
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