大分建設新聞

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JR杵築駅周辺の活性化議論 歩いて楽しいまちづくりへ〈杵築市〉無料

行事・講習会・表彰別国地区
2026年02月17日
 杵築市は11日、市内でシンポジウム「JR杵築駅周辺の活性化に向けて」を開催し、定員を上回る350人の市民らが参加した。
 永松悟市長が「杵築駅周辺の活性化を市全体につなげたい。シンポジウムはその第一歩」とあいさつ。
 基調講演では、国土交通省の髙濱康亘街路交通施設安全対策官が「駅と中心拠点から考える街の健幸づくり」と題して講演。近年、推進されているコンパクトシティについて、「都市機能の集積は郊外を切り捨てるわけではなく、拠点に人が住み税を収めることで郊外に投資できるようになる」と強調。「各拠点を公共交通でつなぐコンパクト・プラス・ネットワークの考え方が重要視されている」と話し、岩手県盛岡市の事例を挙げ、歩いて楽しいまちづくりが必要だとした。
 パネルディスカッションでは、日本文理大学の近藤正一教授をコーディネーターに、永松市長、髙濱対策官、九州旅客鉄道㈱の久野和代大分支社長、㈱サンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長、大分交通㈱の安部嘉代治社長、杵築高校の生徒が参加。
 永松市長が今年度から始まった第3次杵築市総合計画に触れ、「駅周辺が活性化することで地域の整備が進む。杵築駅は国東半島の玄関口で交通の結束点だ」と駅周辺の整備が重要だとした。
 駅を利用する高校生からは、「周辺に売店やカフェ、勉強できるスペースがあったらうれしい」との発言も。久野支社長が「杵築駅の1日の利用者は826人で、県内の駅では14位の人数」と説明し、安部社長が「杵築駅のバス利用者のほとんどは高校生。空港から杵築駅、そしてハーモニーランドをつなぐハーモニーライナーを運行している」と続けた。
 小巻社長は「ハーモニーライナーにはお客さんが喜んでいる。リゾート化を発表した天空パークのイメージ図は、杵築から見上げた風景となる。別府湾が見下ろせる場所にホテルを建設したい」と話した。
 永松市長は「杵築駅を降りた時からハーモニーランドのおもてなしができるよう、駅周辺をワクワクできる空間にしたい。駅を拠点に国東半島などへ観光ルートの整備も考えたい」と述べた。
 最後に、久野支社長が三重町駅と柳ヶ浦駅の再整備事例をあげ、駅の整備として、髙濱対策官が駐車場の配置適正化、安部社長が自家用車とバス・タクシーが交わらないロータリーの必要性を強調。
 今ある魅力や資源を見つめ直し、産学官の協力で駅周辺の活性化に取り組んでいこうと結んだ。
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